【ジャカルタ=鈴木淳】インドネシア選挙管理委員会は21日、4月17日に実施された大統領選挙の集計結果を発表した。現職のジョコ大統領(57)が55%を獲得し、野党候補のプラボウォ元陸軍戦略予備軍司令官(67)を破り再選を決めた。国民が重視する物価安定や就学支援の拡充などを訴え、低所得者を中心に支持を固めた。
選管の発表によると、ジョコ氏は約8500万票を獲得し、プラボウォ氏の約6800万票を上回った。有効投票数は約1億5400万票だった。野党側は開票結果の発表前に「大規模な不正があった」などと主張し、結果を認めない姿勢を示している。今後、憲法裁判所に異議を申し立てる可能性もある。
経済が5%程度の成長を続け、大きな失策もなかったことがジョコ氏の勝因となった。選挙期間中には物価安定など約5年間の実績を強調し、低所得者層を中心に支持を訴えた。副大統領候補に保守的なイスラム指導者、アミン氏を起用して、地方の熱心なイスラム教徒にも浸透を図った。
ジョコ氏の任期は5年で、10月に2期目が始まる。大統領の任期は最大で2期10年と決まっているため、ジョコ氏は2024年以降の大統領選には出馬できない。
ジョコ氏はジャワ島中部のスラカルタ出身で、政界入りする前は家具輸出業を営んでいた。地元市長として頭角を現すと、12年に首都ジャカルタの州知事に転身、庶民派として絶大な支持を集めた。14年の大統領選で初当選し、同年10月に就任した。
選管は当初、開票作業の終了期限の22日に発表するとみられていたが、選挙結果を認めない野党系のデモが行われることや、過激派組織「イスラム国」を信奉する過激派による選管などへのテロ攻撃の計画も判明したことから、急きょ21日未明に結果を公表した。
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO45050790R20C19A5000000/
2019-05-20 19:32:00Z
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